【←前の話】 【放映リスト】 【次の話→】

銀河漂流バイファム13
4
双子の赤ちゃん!神様からの贈り物?

1998年4月25日放映


駆逐艦カーターからの救難信号をキャッチしたジェイナス。ロディとバーツは偵察に出掛けるがカーターは大破しており人影はなかった。ロディ達は敵ステーションの内部でARVルザルガと遭遇し苦戦の末これを退けるが、その最中救命カプセルに入れられた双子の赤ちゃんを発見。ジェイナスに新しいメンバーが加わった。

今回の主役はマルロです。「13」では旧作の頃よりもキャラが立ったところを見せていたマルロですが、ついに旧作でも実現しなかった(笑)主役の座が回ってきました。
マルロはルチーナにいいところを見せるため、ケンツのところにRVに乗せてもらうよう頼みに行きます。当然のように断られたマルロはネオファムのコクピットに潜り込み、そのまま眠ってしまいます(直接コクピットの中に入る描写はありません)。そのころブリッジでは地球軍からの救助信号を受信し、ロディとバーツがRVで偵察に出ます。救助信号が出ていたのは先程まで戦闘が続いていたと思われる空域の真っ只中。救助信号を出していた駆逐艦カーターは敵ステーションに突き刺さった状態で大破しており、敵味方のRVの残骸をよけるのに必死のバイファムとネオファム。そんな中、操縦席のバーツの頭上からマルロがひょっこり現れます。
カーターの激突で大破した敵ステーションの中に入ったバイファムとネオファムですが、マルロが突然おしっこをしたいとバーツに訴えます。生きているエアロックを探してネオファムを中に入れてマルロのパンツを脱がせるバーツですが、無重力下でおしっこを発射した反動でマルロは通路の奥へ飛ばされてしまいます。コミカルなバーツの表情ともあいまってなんとも味のあるシーンです。
その最中、右腕を失って漂流していたRVルザルガが突如息を吹き返し、バイファムを急襲います。船内でのバイファムvsルザルガの銃撃戦はあの旧17話、ガッシュ戦を彷彿とさせます(デザイン上ガッシュのようなプロレスはしませんが)。特に旧作では判然としませんでしたが、ルザルガの銃はビームガンとロケットランチャーの2つを兼ねており、バイファムをビームガンで狙撃しながら同時に隔壁を破壊するためにロケット弾を発射するシーンは非常に迫力がありました。
バイファムとルザルガの戦闘が続く中ようやくマルロに追いついたバーツですが、そこで破損した救命カプセルに乗せられた赤ちゃんを発見します。次々と隔壁に穴が空き空気が漏れ出す中、バーツはマルロと赤ちゃんを連れてネオファムに戻ろうとします。流出する空気に引っ張られてあやうく外に放り出されそうになるバーツ達ですが(もう一人の赤ちゃんがカゴから吸い出されるのを見て「も、もう一匹ぃ〜!?」と叫ぶバーツがユニーク)、間一髪のところで救命カプセルが穴を塞いで事無きを得ます。
…ロディがようやくルザルガを仕留め、双子の赤ちゃんはバーツに連れられて無事ジェイナスにやってきました。赤ちゃんを興味深そうに覗き込むクレアやペンチ、「僕たち今日からお兄さんとお姉さんだよ」と嬉しそうに話すマルロとルチーナ、そしてその横で頭を抱えるスコット…。
このあとどのようなエピソードが生まれるのでしょうか。楽しみです。

■今回のサブタイトルの音楽は何故か次回予告と同じ音楽でした。意図的に変えたとはどうしても思えません。ミスではないでしょうか?
■戦闘で大破したカールビンソンタイプの駆逐艦の名称はなんと「カーター」!なかなかツボをついたネーミングです。ちゃんと劇中でも活躍したレーガンと異なり、既にクラッシュしているところがなんとも意味深ですね(笑)
■今回のアイキャッチは、ついに登場!双子の赤ちゃん&謎のヤギ(笑)&シャロンでした。
■ロディがポッドでバイファムから離脱し、カーター号の破壊されたブリッジを偵察するシーンがあります。バイファム本体からロディがポッドで離脱する様子が描かれたのは旧27話以来2回目のことです。さらに今回は新設定のマニピュレーターを使い、ブリッジのコンピューターを有線操作するシーンもあります。
■この4話では赤ちゃんがククトニアンであることは明らかにされませんでした。次回以降のポイントですね。
■バーツの「スコットのやつ、声がひっくり返ってたぜ〜」というセリフに、「いつもひっくり返ってるがな!」と心の中でツッコミを入れた大阪人はたぶん133人を下らないでしょう(嘘)
■旧作以来のBGM「チェイサー」が今回の戦闘シーンでも使われ、とうとう1〜4話のすべてに使用された形になってしまいました。個人的には好きな曲なので大歓迎なのですが、ちょっと使用頻度が高すぎるかも。このままで大丈夫かな?

【トップページ】