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| 銀河漂流バイファム13 | |
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| 第 3 話 | |
| 「 敵か味方か？謎の女からのメッセージ！ 」 |
ローデンに「タウト星までの空域には地球軍が多数いる」と教えられた子供達は、レーダーで地球軍を探しながらタウト星に向かって航海を続ける。そのジェイナスに、難民保護組織ラピスのメンバーと名乗る謎の女性からの通信が入る。敵味方問わず保護すると呼びかける通信の主だったが、スコット達は危険だとして無視することを決める。しかし通信の声を聞いて母親を思い出したペンチは、指定されたコードに密かにアクセスをしてしまう。だがアクセスを終えた直後、敵ARVが襲来する…。
ククトニアンの難民保護組織「ラピス」の存在が初めて劇中に登場します。この回ではジェイナス、そして戦闘を続ける地球軍に対し通信を送ってくるだけですが、その声に母の面影を見出したペンチは送信されたコードにひとりでアクセスしてしまいます。両親の消息を知りたい一心の行動だったのですがその直後に敵ARVが出現し、ペンチは責任を感じて部屋にこもってしまいます。この辺りのペンチの行動は旧作１８話、料理の人数セットを間違えたペンチがひとりで落ち込むシーンと非常に良く似た展開です。襲来したARVはロディ達によって撃退されるのですが、ペンチが通信した相手と敵ARVの襲来に相関関係があったのかどうかは明かされぬままとなります。ラストシーンで、ペンチは声を掛けに来たフレッドにすがりついて泣きます。いささか唐突な展開ではありますが、押さえていた感情をここで出してしまうのがペンチというキャラクターの魅力でもあるのですね。
■この第３話、ククト軍空母の指揮官が一瞬登場します。「（目標の現在位置を）何としても突き止めろ」と呟くその姿は非常にミステリアスです。どちらかというと悪役風で、セリフの内容から察するにジェイナスに積み込まれたリフレイドストーンを探していることは間違いないようです（そういえば今回の新作ではリフレイドストーンについてはあまり言及されないですね。当然といえば当然ですが）。ちなみにこの新キャラクター、エンディングの字幕に名前がありましたので今後のキーマンとなると思われます。■クレア達は当番の合間を縫ってパンツを作ります。単独エピソードとして描かれるのかと思っていたのですが、意外にあっさり終わってしまいました。まだ続きがあるのかな？
■冒頭でマキがＲＶシュミレーターで訓練するシーンが登場します。このシュミレーター、旧作でアゾレック基地にあったものの廉価版といったところですが、ＣＧを利用したその映像はなかなかのものでした。それにしてもマキは前作に比べ頭身が増してますね。
■第２話で登場したARVブラグが再度登場します。今回は変形のギミックをあまり前面に出さず、その機動性を生かしてロディ達の射撃をくぐり抜け、ジェイナスを襲うシーンが描かれます。他にも地球軍とククト軍の戦闘のシーンでは、旧作でおなじみのARVドギルムも登場しました。
■この回のBGMは第２話同様旧作BGMがメインでしたが、特筆すべきはサブタイトルとアイキャッチの部分にまで本編のBGMがかぶっていたことです。サブタイトルに別のBGMが使われたことは旧作でも何度かありましたが、アイキャッチの部分にまでかぶったのは初めてのことです。
■スコットがカチュアにラピスという組織を知らないか尋ねるシーンで、旧作のBGM「悲しみ色」が使われます。さすが旧作と同じ茶畑氏による選曲だけあって、なかなかツボを押さえていらっしゃいますね。