注:このページは「エイプリルフール企画」として2004年4月1日にwww.vm21.netにて公開されたものです。

第2回:南 嘉彦(ロディ・シャッフル役)

 新シリーズ「バイファム21(ツーワン)」では新キャラクターに注目が集まっているが、これまで主役だった13人が新シリーズの中でどのように描かれるかも要注目だ。今日は主人公のロディ・シャッフルを演じる南嘉彦さんに、ご自身が考えるロディ像とこれまでのエピソードの印象、さらに今後の抱負について語ってもらった。

−まず、ロディ役を演じられることについてお気持ちを聞かせてください。
 実は、前のバイファムはこれまで見たことがなかったんですよ。ロディ役に決定してから事務所の方にDVDを借りてはじめて見たんですが、最後に紙飛行機が飛ぶシーンを見てたら感動して涙が出ちゃって。ロディは同じ男性から見てもカッコイイですし、逆に子供っぽい表情を見せる時もあるじゃないですか。難しい役柄を任せてもらって、本当にボクでいいのかな?なんて思っちゃいました。

−ロディのキャラクターは、これまでになく行動的だそうですが。
 監督さんからは、オリジナルシリーズ後半のイメージで、と指示されています。ボクが見たDVDのエピソードで言うと、トレーラーで連れ去られたカチュアを追いかけたり、異星人の子供を助けようと川に飛び込んだりするシーンがありますけど、今回のシリーズではああいったエピソードが多いんですよ。だからなるべく気持ちが前に出るように気をつけています。特にフレッド役の元原くんとは、よく気付いたことを指摘しあったりしています。

−ここまでで印象に残ったエピソードはありますか。
 第1話でバイファムに乗り込んで機動兵器と戦うシーンと、第6話でバーツと取っ組み合いをするシーンが印象的ですね。特にこれまでのシリーズでは、ロディとバーツはどちらかというと仲が良くて、ケンカをすることはほとんどなかったですよね。過去に例がないだけに、どういった演技をしていいか分からず難しかったです。特にボクは舞台出身で、どうしても体が先に動いてしまうことが多いので、監督さんに声で演技するよう怒られたことが印象深いです。

−ここまでロディを演じられた感想は。
 アフレコはいま第11話を終えたところですが、舞台もいよいよ宇宙に移り、メンバーも21人中19人が揃うところまで来ました。ロディJrという名前の赤ちゃんがメンバーに加わったんですが、今後は彼を抱っこしてあやすシーンもあるらしいので、もっと演技を勉強しなくちゃって思ってます。アッ、これは言っちゃいけなかったかな?(笑い)。あと、ケンツ役の滝さんや本郷さんにはアフレコのたびにいろいろと教えてもらって、本当に感謝しています。

−ところでロディ役として、彼が今後どの女の子と仲良くなるか気になりませんか。
 ええ、気になりますね(笑い)。ロディはこれまでのシリーズで誰かとカップルになったことがないらしいので、アッ、ここはいい雰囲気だな、というシーンでは演技に力が入りますよ(笑い)。これまでにも、第1話で気を失ったマキを抱きかかえるシーンとか、第7話でケイトさんと2人きりでテントにいるシーンがあったんですけど、見ていてドキドキしちゃいました。

−そういえば、21人のうち、まだ登場していない2人は女性らしいですよ。
 えっ、そうなんですか。最後には誰かとくっついてくれることを、ひとりのロディファンとして祈っています(笑い)。

−最後にファンの方に一言。
 そうですね。ロディ役ということで、難波さん、保志さんという二人の大先輩に負けないよう、精一杯頑張っていきたいと思っています。その上で新しいロディ像が作り出せるとうれしいですね。ファンのみなさん、どうぞよろしくお願いします。

−本日はお忙しい中ありがとうございました。

●次回はキャラクターデザインの古城一博氏にお話をうかがいます