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今回のテーマ

「もっともBGMとマッチしていたシーン」



委員会公式見解

最終回ラストの「君はス・テ・キ」


BGMがあってはじめて「感動のシーン」「手に汗握るシーン」「涙を誘うシーン」etcとして成立しうる場面は多い。今回はバイファム全話のうち、「本篇とBGMのマッチングがこの上なく絶妙だったシーン」がテーマである。いわゆる「印象に残ったエピソード」とは微妙に違うことに注意してほしい。

「あくまでもBGM主導でエピソードを選ぶ、ということですね」

もちろん結果的に「印象に残ったエピソード」とダブってしまう場合もあるが、やはり誰もがすぐにBGMをパッと思い浮かべることができるシーンでないと意見にも説得力が出ないであろう。というわけで今回は投稿された意見を話数順に並べて紹介したい。なおOVA・および「13」関連については物語中の時系列とは関係なく最後にまとめて記載することにする。


(本文中敬称略)


1話'異星人来襲!開拓星から全員脱出せよ!'より-クライマックス、JO-3が離陸するシーン-→バイファムファンにはお馴染み、チェイサー初出のシーンです。スリリングな場面では必ずと言っていいほど流れる曲ですが特にこのシーンでは、曲の前半パート〜地球軍の奮戦からシャトル離陸〜曲の後半パート〜壊滅する地球軍〜と、曲と場面の展開がシンクロしており、ドラマチックなシーンを見事に演出しています。曲の終了と同時に破壊される地球軍最後の車両も印象に残っています。(神薙雄一郎・男性)

3話?(だったかな?)中尉が特攻をかけた直後 →「生存者はここにいる人間だけです」のところ。大人達が子どもたちに聞かれないようにそっと話してるあたり。ガンの告知で悩んでるみたいな痛ましさを感じます。(JJS・女性)

3話の中尉が特攻した直後のシーン→あのシーンはとっても印象的です。バックにかかっていたレクイエムも、思わずサントラが欲しくなってしまうような・・・。というか、買ってしまったんですけど。(高杉・男性)

ケイトさんの水浴び(第6話)→曲:「君はス・テ・キ」(「小休止」?) それにしてもぼくの大すきなあのいい先生はどこに行かれたでしょう。もう二度と会えないとは知りながら、ぼくは今でもあの先生がいたらなあと思います。秋になるといつでも葡萄の房はむらさきに色づいて美しく粉をふきますけれども、それを受けた大理石のような白い美しい手はどこにも見つかりません。有島武郎の「一房の葡萄」の最後の段落です。この曲を聴くと必ずケイトさんの水浴びのシーンを思い出します。そしてロディにとって年々この思い出は美しくなって行くんだろうなあと思うと、「一房の葡萄」のこの一節がどうしてもオーバーラップしてしまいます。(上村@一橋大・男性)

第7話 「博士本当に死んじゃったの?」と言うマルロを抱きしめるケイトさんのシーン→悲しい感じが非常によく出ている。(BGMの入るタイミングもすごくいい)(匿名希望・女性)

10話リビングルームでのひととき(マキが寝ているシーン)→10話は個人的に好きで恐縮なんですが、この回の話は仲間が一時的に分裂していてそしてまた1つになった、そんな色々な出来ごとがたった1日に凝縮されていて、ああ今日はいろんな事があったな〜、でも1つにまとまってよかった。マキなんか疲れて寝ているぞ。といった場面にすごくマッチしていると思いますよ、この曲。(デルヒテ・男性)

ペンチの詩の朗読(第14話)→曲:「おねがい」初めて、この曲を聴いたとき何故か「遠い遠い、ケンタウルスより遠いお星様」とつぶやき始めてしまい、「ついに頭がおかしくなったか?」と思いきや、ペンチが朗読をしていた場面にかかっていたわけです。自分でも何で覚えているのか??ですけど、よっぽど印象が強かったみたいです。とりあえず気づいたあとに爆笑しました。(上村@一橋大・男性)

第16話、ケイトさんが宇宙に散ったシーン→あの時は、悲しかった〜!ケイトさんの最後の言葉もロディの絶叫も悲しかった〜!(ぴろぴろ・男性)

16話、ケイトさんの最後のシーン→バイファム前半の山場といえるこの回、ケイトさんが最後のメッセージを残して宇宙に散ってしまいました。このとき流れていたBGMが「13人ぼっち」のバリエーションでした、この曲のタイトルどおり13人だけとなってしまったのです。僕としては子供達だけになったここからが本当の「漂流」なのでは、と思うのです。リアルタイムで見ていた当時、この先いったいどうなってしまうのだろうとドキドキしながら見ていました。(さんぷる・男性)

第21話「敵ビーム波状攻撃?僕たちに明日はある」ケンツがビームの衝撃にあわてて風呂から飛び出すシーン。(BGMは番外編「コミカル」)→まさかとは思うけどこの曲、このシーンのために作られたような気がしてなりません(笑)。(tom・男性)

フレッドがオルゴールを聞くシーン(21話)→これは厳密にいえばBGMじゃないんでしょうけど。ほら、オルゴールって普段聞く機会ってそんなに多くはないけど、ふとした瞬間にしみじみ聞いてたりするじゃないですか(土産物屋とかで)。このシーンのフレッドもそうだし。バイファムに良く出てくる、アニメチックではない普遍的なシーンの一つとして結構印象に残っています。(MACH・男性)

21話 スコットがエロ本に接近するシーン→ここの音楽はこのシーンのために作曲されたんだろうか?と思えるほど。スコットの目の動きと音楽がぴったりですよね。ロディとバーツがさっと出てさっと隠れるところにも・・(JJS・女性)

タウト星で監禁されたロディが、ここに両親がいないことを聞かされ、涙する。(第27話)→第27話「ロディ帰還せず」のラストシーン。捕らわれたロディは和平派リーダーのジェダから、地球人がここにいないことを聞かされ、涙する。定番のBGMとともに、ロディは泣く。私もつられて目頭があつくなった。27話ぐらいまで観てくると、視聴者の心はロディとなっている。いきなりこの話だけみてもロディの感情はわからない。ここまでの彼の苦しい道程をたどった者だけが、この涙の意味を理解できる。「両親に会う」という目標があるから、今までの苦しい戦いや、今回の無謀ともいけるタウト星突入、かなり恐怖させる通訳の尋問にも耐えられた。そんな時「両親がいない」と聞かされ、ロディは泣く。泣いて当然という場面作りだった。(saku・男性)

両親が捕らわれていた収容所で、壁のメッセージを探す。(第29話)→第29話「タウト星脱出命令」の中盤のシーン。間違いなくここに地球人が捕らわれていた証拠が収容所にあった。みんなが涙目になって両親のメッセージを探すシーン。それから「愛するルチーナ」で始まるメッセージをバーツが読み、再び両親のメッセージを探すシーン。悲しげなBGM2曲で、目頭があつくなった。両親の後を追っている。そして確実に近づいている。両親だって子供達のことを忘れてはいない。そんなお話に視聴者は、子供達と同じようにウルウルしてしまうだろう。壁に書かれたメッセージが、例えば、血文字で、宇宙人に対する恨みの言葉だったりとかしないところも、この物語らしくてよい。(saku・男性)

デュラッヘとバイファムの戦闘(第31話)→曲: THE ASTRO ENEMYミューラァのテーマがかかって緊迫した戦闘。毎度わりとあっさり敵を倒してしまうロディにとって唯一と言っていい苦戦相手。某「シャアが来る」とは違った味(笑)があります。(上村@一橋大・男性)

第32話「雨上がりの再会」、ロディたち3人がジェイナスを発見。(BGMは音楽集2「闇からの脱出」後半)→「イチゴパンツの旗」に始まり(笑)、バーツの「ああ、正真正銘のバーツ様よ!!」の名言や、フレッドの「兄さーん!!」の絶叫というインパクト、この感動の再会を盛り上げるのに、この曲は実にピッタリはまっている。(tom・男性)

第33話 カチュアのシャワーシーン→えっ!?このシーンでBGMなんてあったけ?・・なんて言ってはイケマセン。ちゃんとジミーちゃん演奏のハーモニカ(力説!)が流れているのです。このシーンはハーモニカの音色を通して、二人が心の会話をして再会の喜びを噛み締めているところだと思うんです。ですから、絶対マッチしてる筈なんです(笑)。(匿名希望・男性)

33話のラストシーン→曲のタイトルは「鎮魂歌(レクイエム)」だったと思いますが、誰か死んだわけではないので曲の意図とは違いますけど、あのシーンを見返すと今でも鳥肌が立ちます。セリフが無いのがまたいいんでしょうね。トラックのエンジンの音やRVの飛び立つ音がまた切なさを盛り上げてるとおもいます。う〜ん。表現力がなくて言いたいことが表せない・・・でも、皆さん同意してくれるシーンのひとつだと思います!!(JJS・女性)

第33話 ラストのジェイナスとのお別れシーン→子供達がそれぞれジェイナスを振り返りながらボギーとの思い出を胸に去っていくラストシーンはやはり心にジーンと来ますねー。(匿名希望・女性)

34話の冒頭・ククト軍がジェィナスを調べているシーン→冒頭に「THE ASTRO ENEMY」が流れ、そのままサブタイトルまで出ます。歌詞が流れている上にククト語が飛び交い、下には字幕。すごくかっこいいんですよ。ボギーの音(?)も重なって・・・。子ども達にとって、とても異質な者が来たって感じがします。しかも、どこか追いつめられていて。このシーンにぴったりだと思います。次の回も同じく冒頭に流れるんですが、やっぱり34話ですね。(なつめ・女性)

35話’ケンツを助けろ!’より-確かスコットがトレーラーを崖から滑らせているあたり(手元にビデオがないので…)-→『行動派』本編中は2回(13で1回)しか使われる事のなかったこの曲ですが、非常に印象に残っています。ククト星編以降の戦闘シーンはクオリティに物足りなさの残るものが多かったのですが、この回はRVの躍動感、静と動の動きが表現されていて久々に見ごたえがありました。テンポの良いこの曲が、ケンツ達のバギーと共に推移していく戦場の広い空間を良く表現していたと思います。(神薙雄一郎・男性)

連れション前後のシーン(36話)→連れションの競争、シャロンとマキのやり取り、スコットののんびりしてる表情(警報の鳴る直前)等などが、「君はス・テ・キ」の曲調とあいまって観ていてとても和むというかほのぼのする良いシーンなので。「君はス・テ・キ」を使用しているシーンとしては、38話や最終話のラストシーンなんかも確かに良いとは思うんですが、個人的な印象としては「同じ曲を使いすぎ」という感じもするので、1番気に入ってるこのシーンを選びました。(MACH・男性)

36話 収容所への移動中、フイに現れた敵との戦闘シーン→連れション中に急に敵が現れたり、マキのバギーが橋から落ちそうになったりと、かなり緊迫感があり曲ともよくマッチしていた。(匿名希望・女性)

ククトでロディがバイファムでおとりになって去った次の話のはじめ!→どうも、話数がぱっとでてこなくてすみません。えっと、確か収容所を2度目に襲う話の奴です。ミューラァ及び兵士二人に追いかけられて隠れているロディ、ミューラァが収容所に戻って兵士のみになった瞬間飛び出して、2機をあっちゅうまにやっつけるバイファム!!かっちょいいーーー!!!ええ、その音楽の初めの静かなところと、飛び出した瞬間の盛り上がりのバイオリンがとってもぴったりでした。(らら・女性)

ケンツとガイの別れのシーン(第38話)→ケンツとククトニアンの子供達の交流を描いた一連のエピソードは、ケンツという少年の心の成長を丁寧に描いていました。そのクライマックスであるこのシーンでは、ケンツの成長を象徴するかのように「君はス・テ・キ」が使われています。ケンツがガイから鞄を受け取る場面ではフルートによる旋律だけが静かに流れていますが、いよいよ宇宙船のドアが閉まる瞬間、コーラスが入ります。あとに続くのは(当然ながら)2番の歌詞。ケンツが別れをかみしめている間は、曲も別れのさみしさを歌っています。やがてケンツが宇宙船をしっかりと見送るとき、歌詞も「歩き出せばまた未来へ近づく君はステキ」と、前を向いています。そう、また一歩大人への階段を昇ったケンツの姿と、歌詞の内容とが見事に一致しているのです。この名曲を用いた場面は幾つかありますが、その中でもっともシンボリックな例として、このシーンはアニメ史上でも稀有のものでしょう。(ほうがん・男性)

第41話「カチュアを撃つな!」の、ロディがトレーラーに飛び移るシーンの曲(音楽集2収録の「追撃戦」)→迫力抜群の作画とあいまって手に汗握るシーンとなっています。このあとの戦闘シーンの「チェイサー」やクライマックスのロディvsミューラアのおかげで忘れられがちですが、ここは敢えてBGMによって「静」から「動」への場面転換が見事に行われたこのシーンを推します。(MAGI・男性)

父親の乗ったシャトルを追いかけるクレア(第42話)→第42話「パパ!一瞬の再会」のラストシーン。定番のBGMとともに、シャトルを追いかけるクレアのシーン。あと半歩のところで、パパと会うことが出来なかった。涙目のクレアを観て、ウルウルしてしまう。この回は、両親の居場所がわかり、子供達がはしゃぐ場面が出てくる。もうすぐだ。もうすぐ会えるという雰囲気を醸し出している。そして、その目的のためにクレアは戦闘に参加する。その後、このラストのシーンと続くのだが、子供達には辛い試練だと思う。この物語では子供達は両親に会うことを最優先に行動している。その一途な思いを共有し、降りかかる試練を分かち合いたいと、思うようになった。子供達が涙すると自分も涙してしまう。そんなシーンに私は弱い。(saku・男性)

第42話「パパ!一瞬の再会」のラストシーン→父親が走ってくるクレアに気がつくシーンからシャトルの離陸→涙にくれるクレア→スコットのナレーションは時間にするとほんの1分強しかありません。この短いシーンであれだけ強烈なインパクトを視聴者に与えたのは、何と言ってもBGMの力によるところが大きいでしょう。「一瞬の再会」であることが予め分かっているにもかかわらず泣けてしまうのはこの曲があるからこそ。BGMとのシンクロに焦点を絞れば最終回ラストに匹敵するシーンだと思います。(MAGI・男性)

第44話 ミューラァが何処かへ去って行くシーン→ここでのミューラァの吹く口笛がなんとも寂しげで・・。(ケンツ・男性)

さいしゅうかい; バッキャローもどってこーい!!→ぴんぽんぷんぽんぺんぽんぽんぽん・・・というピアノのさみしい曲で「カチュアとジミーがのってない・・」というみんなの気持ちをつづったあと。感情が爆発しますね。ケンツから。このセリフの時に、ちゃんらんらんらーんららん らーんららんらーんのあの曲のぐあーっともりあがる部分を持ってくるなんて憎いよ、このど根性ガエル。私はここでいつも最終回1度目の涙がぽろっとでます。え?2度目はって?そりゃあもうもちろんあそこですけど。(らら・女性)

最終回ラストで流れた「君はス・テ・キ」→表向きの発言:あのシーン以外に思いつかなかった。裏向きの発言:残念だったね〜ロディ君(笑)(St.Pegasus・男性)

第46話 宇宙に紙飛行機が舞うシーン→最多投票になろうが、月並みだろうが、BGMに歌詞が入るのは反則だろうが、やっぱりこいつは外せないですね。音を消して画像だけ流して見ていても、「君はス・テ・キ」が聞こえてきますもん。(ケンツ・男性)

46話・ラストシーン→ラストの感動を盛り上げてくれた「君はス・テ・キ」。この曲があったからこそ、感動のラストがさらに感動したのではないでしょうか?(なつめ・女性)

最終回ラストシーン→説明不要。放映から十何年も経ってなぜバイファムが好きなのか?と言われると、やはりこのシーンがあるから。(匿名希望・男性)

OVA4巻のスコットを除く12人がケイトさんに会いにいくために車に乗り込む所→表現はしずらいのですが、あのシーンのBGMは『記憶への旅』しかないでしょう。12人のケイトさんに会いたい、でも記憶がないなんて・・、でも飛んで行きたい。といった複雑(曲調は軽快だけど)な心境にピッタリだと思います。メロディがストリングスといった所が何とも・・・ですね。(デルヒテ・男性)

バイファム13第2話のクライマックス、ロディ達のピンチにネオファムが駆けつけるシーン→相当マニアックなシーンであることは承知の上ですが、このシーンの直前に「チェイサー」をはじめとする旧作の戦闘シーン用楽曲をメドレーでガンガン鳴らしておいて、クライマックスのこのシーンで新作オリジナルのこの曲(※総員奮戦せよ!バイファム登場)をポーンと持ってくる演出には度肝を抜かれました。「13」はほかにも5話でスコットが赤ちゃんを見るシーンのオルゴール、9話?でジミーがホルテにミルクを持ってくるシーン、14話のケンツとルービンの別れのシーンなどBGMと合わさって記憶に残るシーンが多いですが、ここではあえてこの戦闘シーンの曲を。作画のクオリティも高く、何度見ても身震いします。(MAGI・男性)

バイファム13でルルドのククト軍によって総攻撃を受けて戦っているシーン→ここではチェイサーが使われているんですけど、この他にもチェイサーが使われている場面は多々あるんですが、ここではかなり窮地にたたされているんですよね(とくにトゥランファムが)バイファム13から見だした人はここでやられるのか?って思ったはず(ムリがあるか(笑))でもかなりマッチしてましたよ、13ですけど(デルヒテ・男性)

「あのシーンが入ってない!」というお叱りもあるだろうが、もともと一人3票までというルール設定なので止むを得ない。逆に一人3票という制限にもかかわらずこれだけ票が割れたのは、バイファムという作品が名シーンと名BGMをあちこちに散りばめられた質の高い作品であることの証明であろう。第21話などは3票を獲得していながらそれぞれ全く別のシーンに対する投票だし、劇中にトータル3回登場した「君はス・テ・キ」も3シーンそれぞれに票が入っているところが面白い。個人のちょっとした感性によって選ぶシーンが全く違ってくるということがよく分かる。

「楽器に触れたり、登場人物の心理描写に踏み込んだりと考察も非常に読み応えがあります」

第3クール以降に投票が集中しているのも興味深い。放映開始から半年が経って物語が成熟し、視聴者も物語に感情移入できるようになり、そしてそれに耐えうるだけのシーンが生み出されたということであろう。その中から公式見解はやはり最終回、つまり第46話ラストシーンの「君はス・テ・キ」に決定。どの意見にも具体的な理由がまったくと言っていいほど書かれていないのが気になるが(笑)、これは本文中にもあるように「説明不要」の裏返しであると解釈したい。

「今回投稿された意見の中では最多得票。おそらく異論はないことでしょう」

公式見解は以上であるが、せっかくなので複数投稿があったシーンの中から次点を選ぶことにしたい。ひとつは前半のクライマックスと言える第16話、「ケイトさ〜ん!」のシーン。次に第33話ラストの「あばよ、ボギー」のシーン。そしてもうひとつが第42話ラスト、クレアが父親の乗ったシャトルを追いかけるシーン。いずれも涙を誘う印象的なシーンだが、この3つのシーンには実は大きな共通点がある。

「共通点?なんでしょう?」

この3つのシーン、アレンジこそ違えどベースとなったBGMがどれも「鎮魂歌」なんだよね。物語の側からバイファムのBGMを見渡した時、この曲がある意味バイファムを代表するBGMなのかもしれない、というのが今回のもうひとつの結論。
(構成:MAGI)


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