▼キャラ図鑑
■マルロ・Jr・ボナー

13人の中で、おそらく唯一固定ファンがつかなかったと言えるのがこのマルロでしょう(苦笑)。年齢的にルチーナとバランスを取るためのキャラクターが必要だったという「ポジション先行型キャラ」だったという事情もあるでしょうが、劇中では彼個人がメインに描かれるエピソードもなく、特に舞台がククト星に移ってからはルチーナと共にストーリーに絡まない、添え物的なキャラクターとなってしまいました。スタッフもこのことには多少なりとも後悔の念があったようで、のちの「13」第4話では彼を主役にしたエピソードが描かれています。オリジナルシリーズ後半が年長者寄りの展開になっていなければこの「13」第4話のように彼のキャラクターを生かす方法はいくらでもあったはずで、そのへんは不運な部分もあったのではないかと思います。
で、私自身も彼には特に思い入れはないんですが(こら)、最終回の母親との会話のような、視聴者の涙腺を刺激するエピソードがシリーズ前半で登場していれば、多少なりとも印象は変わっていたかもしれません。そのあたりは少し残念に思います。もっともこれは彼に限ったことではなく、ルチーナにしてもそうなんですけどね。
あと、彼をルチーナとセットで扱うか、扱わないかは脚本家の方によって非常に差があるポイントなので、注意して見てみると面白いです。
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